ニュースリリース(マスコミの方へ)交通事故撲滅に学びを還元 ~「サービスラーニング」で実社会に役立つ研究を~

多発する悲惨な交通事故を受けて、子供やお年寄りなどの弱者を事故から守っていくための対策が改めて社会的な課題になっています。事故を防ぐためにはドライバーの安全運転が大前提ですが、歩行者側の危機管理についても課題が突き付けられるケースも多くあります。
本学の藤岡研究室では、VR(仮想現実)やDL(ディープラーニング:深層学習)の技術を用いて、歩行者の危機管理意識を高め、交通事故を減らす研究を行っています。これらの研究に学生が主体的に取り組み、大学での学びを社会に還元する「サービスラーニング」というスタイルで取り組んでいる藤岡研究室。藤岡教授と学生たちにご興味を持って頂けましたら幸いです。

「通学路の安全確認、危険意識共有をVRで」

通学中の子供たちが犠牲になる事故を防ぐため、親と子でどのように通学路の危険について共有するか。 この課題にVR(仮想現実)技術で応える研究です。

学生たちが実際に地域を歩いて調査した通学路をCG化して、VR空間上に再現。通学路でどのような事故が起きうるのか?シミュレーションをすることが出来ます。VR上で天候や時間帯などのデータを変化させることによって、実際に歩くだけでは見えてこない可能性のある通学路の危険が見えてきます。
子供と親がともにVR上でシミュレーションをし、普段の通学路に潜む事故の危険をともに共有する。
このためのシステムの開発を行っています。


▲ 新宮町の実際の街のようす

▲ VR

 

歩行者に潜む事故リスク。真に必要な安全確認とは?

DL(深層学習)技術を用いて、歩行者の行動に潜む事故リスクの分析にも取り組んでいます。
福岡県では、自動車対歩行者の交通死亡事故において、大半は歩行者の「道路横断中」に発生しています。
そこに目をつけ、横断中の歩行者の行動に潜むリスクを割り出します。
この研究では、横断歩道を渡る際の人の行動を映像で記録し、その映像をDL技術で分析。歩行者は本当に効果のある安全確認をしているのか?顔の角度や向きなどの細かい情報から確認します。


横断者の顔の向きや角度をDL技術「オープンフェース」で分析

【これまでの研究で割り出された歩行者の行動リスク(例)】

信号のない、片側1線の対面通行道路の横断時、右側から接近する自動車の確認は行うものの、反対車線側(左側)は注視していない(見ているようで、左側の降り向き角度は浅く、見ていない)等。
この研究でデータ分析を行うことで歩行者の行動に普遍的に潜む行動リスクを割り出します。
これまで行われていた安全確認「右見て、左見て、右見て」よりも、事故を減らすためにより必要な安全確認についてデータに基づいて提言できる可能性もあります。
※本研究ではシステムマネジメント学科井口修一准教授のサポートを受けています。

研究を実社会に還元し、交通事故を減らしたいという藤岡研究室の取り組み。
藤岡教授、そして学生たちの思いをご取材、報道頂けましたら幸いです。

 

藤岡 寛之(ふじおか ひろゆき)教授

研究分野:
知覚情報処理・知能ロボティクス

  • 情報工学部 システムマネジメント学科
  • 工学研究科 修士課程 システムマネジメント専攻
  • 工学研究科 博士後期課程 知能情報システム工学専攻

 

取材のお申込み・本件発信部署

福岡工業大学 広報課 (担当:池田)
TEL:092-606-0607

取材のご依頼は下記申込書(PDF)をご記入のうえ、
FAX(092-606-7357)またはメール(kouhou@fit.ac.jp)にて本学広報課にご送信ください。

 

 

 

 

資料請求